活動報告~ドイツ国際平和村~

PARACUP2018大会にランナーとして、またボランティアとしてご参加くださった皆さま、当日、応援にお越しくださった皆さま、そして様々な形で大会開催を応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。多くの方のご支援をいただき、今大会を通じて、ドイツ国際平和村はたくさんのご寄付をお預かりすることができました。この場をお借りし、皆さまからお預かりしたご寄付がどのような形で子どもたちへの支援へとつながっているのか、ということについてお伝えしたいと思います。
ドイツ国際平和村は「紛争地域や危機に瀕した地域の子どもたちを助けたい。」という想いで集まったドイツ市民の手によって1967年に設立された人道援助団体です。以来、

1.子どもたちの治療援助
2.現地プロジェクト活動
3.平和教育活動

の三つの活動を柱に、世界の子どもたちへの援助活動を続けています。今回、PARACUP2018を通して皆さまからお預かりしたご寄付は、これらの活動の中でも

「1.子どもたちの治療援助」「2.現地プロジェクト活動」のための費用に充てさせていただきます。
一つ目の活動の柱である「子どもたちの治療援助」に関しては、5月に今年二度目のチャーター機による援助飛行を行い、ドイツでの治療を終えたアンゴラ出身の子どもたちが家族の待つ母国へ帰国するとともに、ケガや病気を抱えドイツでの治療を必要としている新たな子どもたちをアンゴラからドイツへと受け入れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャーター機によってドイツへとやってきた子どもたちの中には、デュッセルドルフ空港到着後、そのまま協力病院へと搬送され、ケガや病気の治療が始まった子どもたちもいますが、その他の子どもたちは、オーバーハウゼン市にあるドイツ国際平和村の施設へと移動し、治療を受けられる協力病院のベッドの空きを待ちます。
そして、この平和村施設で生活しているのは、入院を待つ子どもたちだけではありません。

手術と手術の間、一時的に退院している子どもたちや、病院での入院治療を終え、リハビリをしながら帰国の日を待つ子どもたちもいます。平和村施設では、アンゴラだけでなく、アフガニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、ガンビア、シエラレオネ、ベトナムといった様々な国々からやってきた150~200人のこうした子どもたちが、お互いに助け合いながら生活しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その食事にかかる費用だけでも年間約3千万円。その他にも衣類や歯ブラシ、石鹸、トイレットペーパーといった日用品や医薬品も必要です。松葉杖や車椅子、時には義足や義手などを購入しなくてはならない場合もあります。

子どもたちの渡独、帰国のためのチャーター機代をはじめ、平和村施設滞在中の食費や光熱費、医薬品代や整形外科用品代など、子どもたちの治療援助に必要となる様々な費用が、皆さまからのご寄付によって支えられています。
また、ドイツ国際平和村は、「できることならば、子どもたちが家族の近くで、早期に適切な治療を受けられるようになってほしい。」という想いから、二つ目の活動の柱として、子どもたちの母国の医療状況を改善するための「現地プロジェクト活動」にも取り組んでいます。

子どもたちの母国における基礎健康診療所、小児科病棟などの建設や、現地で行われている医療プロジェクトを資金面や物資面で支援し、最終的には現地の平和村協力団体にその管理を任せ、現地の人々の手によってしっかりと運営していけるようになることを目指しています。この「現地プロジェクト活動」の一部として、定期的に医薬品や医療機器、日用品などの援助物資を届ける活動も行っていますが、こうした活動においても、皆さまからのご寄付が活用されています。
2018年7月6日、ドイツ国際平和村はその設立から51年となりました。

平和村の願いは「平和村の活動が必要とされなくなり、平和村がなくなること。」です。
世界の多くの国々、地域に存在する、そして、新たに発生する危機的状況自体を取り除くことはできないかもしれません。また、平和村の活動は時に「焼け石に水」のように思われる活動かもしれません。

しかし、長期にわたり苦しめられてきたケガや病気の治療を受けられることによって、その一人ひとりの子どもたちの未来は大きく変わります。

さらに、平和村施設での共同生活を通して子どもたちは、生まれた国が違っても、肌の色が違っても、信じる宗教が違っても、話す言語が違っても、共に平和に暮らせることを知ります。

そんな彼らが、それぞれの母国へと帰り、そしてそれぞれの国の平和な未来を築く力となっていってくれるはずです。

 

この度のPARACUP2018における皆さまからのご支援に、改めて心よりお礼申し上げますとともに、ドイツ国際平和村の活動を通して、一人でも多くの子どもたちが健康で明るい未来を手にすることができるよう、今後も多くの皆さまと共に歩んでいけることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真提供:ドイツ国際平和村
ドイツ国際平和村 活動紹介映像:https://vimeo.com/139849875

ドイツ国際平和村の公式フェイスブックでは、平和村の活動の最新情報をお届けしています!
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また、日本国内でのイベントの最新情報は以下でご確認いただけます。
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ホームページもぜひご覧ください。
http://japan.friedensdorf.de.

 

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